日差しの強い夏は洗濯してもすぐに乾いたけれど、これからの季節は雨の日も増え、洗濯のタイミングに悩みがち。
とくに、シーツやカバー類などの大物は、しっかり晴れていないと洗濯しにくいものです。
「洗濯しそびれたまま、ついつい1～2週間経ってしまった……

そんな思いをしたことがある人も、少なくないのでは？
でも、シーツや布団・枕カバーは毎日肌に触れるもの。
とくに顔に触れることが多い「枕」が汚れていると、ニキビや肌荒れなど肌トラブルの原因になってしまうこともあると聞いたら、どうでしょうか……？

ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが起きやすい……と自分で感じている方は、スキンケアや栄養バランスなどで対策を心がけていることも多いと思います。

でも、毎日きちんと洗顔やスキンケアをして、食事にも気を配っているのに、なかなか治らなかったり、またすぐにニキビができてしまったり。
こんなにケアしているのに、どうして！？と思うこともありますよね。

そんなお悩みの原因は、じつは意外なところにあるかもしれません。
それは、「枕の汚れ」。

ニキビなどの肌トラブルを防ぐには、肌を清潔に保つのが大切です。
どんなにしっかりと洗顔やクレンジングをしていても、枕に汚れがついていたり、カビや雑菌、ダニなどが繁殖していては、肌を清潔に保つことはできないんです。

「毎晩寝る前にはお風呂に入ってきちんとシャンプーしているんだから、そんなに汚れていないのでは？」と思う方もいるかもしれません。

ところが、人が眠っている間にかく「汗」の量は、驚くほど多いもの。
冬でも、なんとコップ1杯もの汗をかくといわれているんです。
とくに頭は汗をかきやすく、皮脂の分泌も多い部分です。

眠っている間にかいた汗や、頭皮や顔から分泌された皮脂は、枕カバーに付着し、枕本体にも染み込んでいきます。
その結果、湿気がこもりやすく、皮脂汚れなどをエサにダニやカビが繁殖しやすい環境に！

目に見える汚れがないからといって長く洗濯せずに使い続けていると、思った以上に不潔な状態になってしまっているかも……！？

では、「肌によい枕」のためには、何を心掛けたらよいでしょうか？
枕カバーは、できれば毎日、長くても2～3日に一度は取り換えるようにしましょう。
難しい場合は大き目のタオルなどを巻いて、それを小まめに取り換えるという方法も良いですね（ちなみにモノグサな筆者は、この方法をとっています）。
ただし、この場合でも1週間に一度ぐらいは枕カバー自体を洗濯するようにしましょう。

また、ダニ・カビ対策として、天気の良い日などに枕自体の天日干しもできるだけ行うようにしたいですね。
ウォッシャブルの枕なら小まめに洗濯することで快適に使用することができますよ。

ただし、枕の素材によっては直射日光を避けた方が良いものなどもあります。
取扱い表示をよく確認してお手入れしてくださいね。